双方向の視点で地域のためのデザインを


移住して8年目。東京での生活が長かったせいか、まだまだ田舎暮らしに慣れたという感覚はなく、よそ者気質が抜けません。そうは云っても、我が子にとってはここが故郷。そんな双方向の視点を大切に「地域のためのデザイン」を心掛けてお仕事させて頂いています。

本業はグラフィックデザイナーですが、人材が枯渇している地方においては、一人何役は当たり前。カメラを持って取材に出向くこともあれば、建築の現場に分け入ってサインや看板を手掛けることも。パッケージやプロダクトの制作にWEBや映像のディレクション、プロジェクトの企画からブランディングまで毎回全てが挑戦です。

おかげさまで年々忙しくなり、仕事に子育てに全力投球の日々ですが、ものをつくる仕事は単純に楽しいし、大きなやりがいを感じられるのはこの場所だからかも知れません。以前は音楽を生業にしていて、家庭を顧みるタイプではなかったですが、今は何より家族が最優先。そんな働き方を許してくれる地方の懐の深さに感謝しながら、この場所でしかできない仕事ができたらと考えています。
 
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家族写真